2G-GTE 2nd Season その8

 

不具合の検証 その8

 

次はシリンダーを見ていきます。

 

1番。ちょっと傷が多いかな。まあ元々なんですけど。

 

2番。

 

3番。

 

4番。

 

一部ちょっと深い傷もありましたがこれも最初からの傷だと思います。それ以外は他の気筒と同じ程度と最初は思っていました。でもじっくり見てみると・・・

 

こ、こ、これって・・・

 

割れてるのでは?。他の傷とは明らかに違います。『割れ』と書くと語弊があるかもしれませんが『亀裂』と書くとしっくり来る感じがします。このまま走り続けていたらリザーバータンクからの吹き返しが次第にひどくなって完全に割れていたと思います。

 

5番。

 

6番。こちらも一見普通に縦傷があるだけのように見えましたが・・・

 

じっくり見るとこんな感じ。多分これも亀裂。組むときにはクランクやメタルの傷に気を取られ過ぎて気が付きませんでしたが、おそらく最初からこうなっていたブロックだと思われます。

こういうオチなら最初からノーマルのブロックをボーリングしてもらって新規で製作したほうが良かった?。まあ確かに結論だけ見たらそうですが私は非常に良い経験になったと思っています。
多分あのときこの2Gブロックを手に入れてなかったら旋盤も買っていなかったでしょうし、キャレロのコンロッドに出会えてもいなかったでしょう。

    

 

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さて、そんなにブロックが簡単に割れるものなのか検証してみます。

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