ヘタレ20号 その14

 

オイル漏れの原因特定

 

試走行から帰ってきてオイル漏れの場所を探してみるも分かりません。ヘッドガスケットから漏れているのかと思って良く観察してみてもそういう形跡はありません。

そもそも場所からしてクランクプーリー周辺より前方で漏れているはずです。ATFを疑ってみましたが明らかにエンジンオイルです。エンジンオイルクーラーは触っていませんし漏れている気配もありません。

場所が特定できないため再度拭き上げて走り回って帰ってきた写真がこれです。

 

今回、腰下は触っていませんので元々オイルギッシュです。その中でもちょっと怪しく感じたのがココです。タイミングベルトカバーの下側の穴。

場所的にはスタビより後ろなのでココからオイルが漏れ出たとしたらオイルパンの方に行くはずですが怪しいのです。試しにこの穴に青色のウエスを突っ込んでみました。そして試走行。

 

帰ってきてジャッキアップしてみるとスタビは綺麗なまま。しかし青色の鼻栓はオイルまみれ。

 

抜き取るとオイルも一緒に流れ出てきました。

 

可能性としてあるのはクランクやオイルポンプのオイルシール。この時点でヘタレ君にTEL。駐車場が舗装されてなく土だったがオイル染みは元々あったらしい。

漏れの量が微量なら面倒臭いのでそのまま納車ですが限度を超えているのでクランクオイルシールの交換に入ります。整備をちゃんとしてこなかった車両はこういうのが嫌なんですよね。どっか触ったらあっちもこっちも不具合が見つかって・・・。

 

クランクプーリーの冶具取り付け。

 

ラジエーター付けたまま何とかしたいと思っていましたがスペース的に無理そうだったので再度外すことに。面倒臭い・・・。

 

付けたばかりなのにもう外すなんて『あー、もう!!』って心境です。

 

ベルト類も再び外します。やっぱり激安コースは断ってエンジンOHとして受けた方が良かったです。二度手間なんで。

 

ちなみにサーモスタットのパッキンがこんな風になっていましたが交換はしていません。交換するならサーモスタットごと交換したほうが良さそうです。

 

さてクランクプーリーのボルトを外しに掛かります。

 

普通車に使うレンチは通常3/8(9.5mm)や1/2(12.7mm)サイズを使います。しかしクランクプーリーのボルトに1/2サイズのレンチを使った場合、ねじ切れそうで恐いです。そのため私は少し前から3/4(19mm)サイズのレンチを使っています。

 

固定側は地面で受けて写真のような位置関係で緩めます。メチャクチャ固かったです。スターターを使う裏技的なものもありますがスターターが壊れたとかフラホの歯が飛んだとか余計な被害が出たら嫌なのでできる限りしません。

 

クランクプーリーのボルトって簡単に緩む時とバッキバキに固い時の差が激しいです。ヘタレ号はバッキバキに固かったです。

    

 

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完成した!と思っていたのに続く二度手間作業。
精神的ダメージが大きく、工賃は2倍ですね(笑)

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