ヘタレ20号 その17

 

フューエルセンダゲージ修理

 

ヘタレ号のガソリン残量表示は変です。枯渇状態だったかと思うと・・・

 

何もしていないのに増えたりします(笑)。

 

そうかと思うと点滅もします。こうなると末期症状です。新品の残量センサー(センダゲージ)の部品供給があればいいのですが当然?打ち切られています。

廃盤の部品なんて時価ですので売るほうから1万円だと言われればそうですし5万円だと言われてもそうだと思います。一方、買う方も1万円で高いと思って買わない人もいれば5万円でも買う人はいます。

それはその時にお互い納得して売買しているので別にとやかく言うつもりはありません。私は新品の残量センサーが1万円なら買いだと思います。

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そうは言っても出来る限り安く済ませたいですよね。幸いフューエルセンダゲージに限って言えば1回くらいは修理可能です。まずはトランクのマットを剥いでこの蓋を開けます。

 

蓋を開けると綺麗な場合もあればこのように一面汚れていて良く分からない状態になっている場合もあります。

 

センダゲージを固定しているねじを取り外すと本体を引き抜けます。ねじのピッチが等間隔ではないので再度取り付ける時はねじが全数入る位置が正規の位置となるため気にしなくて良いです。

 

センダゲージの蓋を固定している爪を起こすとセンサー部分の蓋が外れます。矢印の接点がこの位置で「空」。

 

この位置で「満」。修理するにはこの接点が相手側に強く押しあたるように少し曲げるだけです。それでも直らない場合は相手側の抵抗(巻き線)が擦れて断線しているなどが考えられますが今までの経験上そこまで摩耗しているものを見たことはありません。

ほぼこれだけで直ります。大金を使う前に試してみる価値はあると思います。

 

元通り取り付けたら完成です。DIY感覚でやる場合は火気厳禁を守ることと、最後の取り付けねじを対角線上に少しずつ均等に締めていくことです。

 

燃料計は当然復活しました。実際にはタンクの半分くらい入っていました。これでヘタレ君に引き渡しました。

以下、忘備録
○交換部品と消耗品で3万円
 ヘッドガスケット
 カムカバーパッキン
 エキマニガスケット
 シリコンホースジョイント&シリコンホース
 NGK IRITOPプラグ
 プラグコード(中古)
 オイルシール
 LLC2回分
 その他(小部品や雑材)

○作業費3万円
 ヘッドガスケット交換
 クランクオイルシール交換

○おまけ作業
 フューエルセンダゲージ修理

時価です(笑)。もうこんな金額じゃしたくないです。

こう書いてしまうとアッサリしてますがねじを外すのに切断したり、ねじ穴を修理したり、EGハーネスを補修したり、ウンコの清掃をしたり、結局表に出てこない時間の掛かった作業があるんですよね。

しかもクランクシールの交換は全部作業が終わった後に発生した二度手間作業でした。勘弁して欲しいです。

 

おまけ画像
今回、激安コースだったので手を付けていませんが一点気になる部分がありました。それがこのアイドラの振れ。ベアリングがへたっているのでしょうかね。

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そもそも論として、あの大金を注ぎ込んでいる黒ソアラを
出しているショップに持って行けよって話、ヘタレ君。

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