はじめに

 

部品取り車での開発段階の1コマ。

 

 @何はともあれ認識しておいて欲しいこと

 まず、唐突ですがZ20ソアラのドアの重さってだいたい分かります?約35キロです。何だかピンと来ませんよね? だいたい軽自動車のドアに10キロの米袋を3個(もしくは小学生1匹)ぶら下げていると想像してください。 Z20ソアラ乗りが何だかハッキリ分からないまま「長くて重いドアだなあ(でもそれがカックイイ)」とか言いながら (どうかは知りませんが)開閉しているドアはそんな感じなんです。

 これをガルウイングにする。ということは米袋3袋ぶら下がった軽のドアをたった1個の支点で上に持ち上げないといけません。 これを座った体勢でやろうなんてハッキリ言って無謀です。本来ならプロテイン飲んで肉体改造からやるべきでしょう(笑)。 簡単にガルウイングにしたいという前にそんな無謀なことをしようとしていることをまずは認識しておいてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 格言その1

『クソバカ重いドアでガルウイングとか考えるな!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 A色々情報を集めましたか?

 でも1度はやってみたいですよね?世間から笑われても(笑い返すくらいの心の余裕が必要です)。 特にスーパーカーブームの世代の方で私のようにポルシェより断然カウンタック派の方は。 んで、ここを見ている方なら既にガルウイング化の情報をネットで調べていますよね? (まだの人はお帰りください。たいした熱意も無いのに読んでも無駄です。)

 調べてみると行き着く結果はだいたい皆さんも私も同じと思います。 まず、私が調べた限りでは20ソアラを常時設定しているのはCU○VEというショップ(S○プロジェ○ト)のみ。 でも他車の施工例は写真がたくさんあるのにZ20がないところを見ると本当なのかなあ(まあ嘘じゃないでしょうが)と思ったはずです。 価格は幅が持たせてありどう考えてもZ20はその幅の最上位に位置している(追加ダンパー仕様だしね)と思われます。

 そいで、皆さん思いましたよね、「約40万円って車両価格より高いじゃん!」って。しかも追加ダンパー仕様っていうことは 専用設計じゃない?他車種用の流用かつ取って付けたような追加ダンパー仕様なんでしょうか?未確認ですが多分・・・。 さらに消耗品と割り切って考えなければならないガススプリングが1本2万。しかも追加ダンパー仕様だから 左右あわせて4本の8万円。「これは維持費も馬鹿にならん!」とも思いましたよね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 格言その2

『金持ちじゃないならガルウイングはやめとけ!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 B凡用品の流用をショップなどに頼もうと考えている人へ

 私のような貧乏人は仕方なく再びネットの旅に出ます。凡用キットが10万円台なら20万円出せばきっとできるはずと思いながら・・・。 するとショップによっては凡用品の流用でほとんどの車種に対応可能としているところが多数あります。 そいでとりあえずメールで問い合わせてみましたよね?すると、ほぼ100%断られます。 TVゲームにZ20ソアラが採用されないように「ほとんどの車種に対応」とか書いてるのに仲間外れです(泣)。 プリウスの前にニーマルやろ!とかTVの前で叫んでいることと同じようなことです。

 話がそれましたが、いい返事がもらえても場所が遠かったり、Z20はかなりの加工が必要となるとか言われましたよね? 断ってきたショップやメーカーや板金工場さんは、理性があって正しい判断ができる良心的なところだと思います。 よっぽど自信があるところは別として断るのが当たり前です(向こうはたいしてZ20に思い入れがあるわけじゃない←ココ重要)。 第3者的に判断して断られる理由は格言その1、その2の通りで凄く当たり前です。一歩外から見てみることが重要です。

 また仮に流用できても車体側の大幅な加工が必要と言われますよね? 他車は元のヒンジに戻せるのにZ20は無理かもとか言われたら何となく躊躇します。 40万円(実際は多分それ以上)出すのが無理で、流用による車体側の大改造も嫌な人・・・、 私も含めて大多数がそうと思います。でも現実は2つに1つです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 格言その3

『金を出すか車体を切り刻むか、さああなたはどっち?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 C自分で流用することやゼロからの自作を考えている人へ

 そういう答えが出ていてもやっぱり熱意のある人は「こうなりゃ自作か?」とか思いつつ再びネットの旅に出たと思います。 ここまで来たらだいたい末路は私と同じです(笑)。実際に自作(と言っても流用が多数でZ20の情報はほとんど無い)している人のHPをみると 内容に多少の差はありますが「ゼロからの自作は割りに合わないし、流用も自分でするならやめた方が良い」と必ず書いてあります。 流用や追加工で装着している人(もちろんかなり腕のある人)が言うのですから「自作はやめとけ」ってのは間違いないです。

 でもやっぱし人間なんで色々考えてみます(この時点ではまだ空想の世界)。 「凡用品買ってきて・・・、ガスダンパーをどっかから仕入れてきて・・・、 板金工場で穴を明けなおすといった追加工してもらって・・・、剛性が足りないんで溶接で補強して・・・、取り付けてもらって・・・。」 そして適当に計算してみる。「えーと、凡用品が15万円。ガスダンパーが追加2本で4万円。Z20用に加工してもらって5万円。 凡用品なんで車体側の加工も考えて3万円。取付けてもらって(主にチリ調整&配線延長)で6万円。塗装も考えたら1万円。 合計すると・・・34万円。自分で取り付けて塗装したら7万円下がるから27万円」。ん〜。

 さらに価格は置いといて考える。「でもどの凡用品がいいのかなあ・・・、ガスダンパーの強さはどれくらいでいいのかなあ・・・。」 そう考えながら実際に自分のソアラのドアヒンジを見てみると「なんじゃこりゃあ。結構複雑だしドア側はヒンジの取付面が平面じゃないじゃん・・・。」 そして途方にくれる。それでもまだまだ諦めきれずに踏み込んで(私と同じように)ヒンジを外して単体で眺めてみる(←賞賛します。でも病気です)。

 どう思いましたか?(ドアの重さは前述のとおりです)。ヒンジ単体にしてまず測るとしたら穴の位置ですよね? もの凄く自由設計ですよね?コストのことなんて考えられていません。 同一平面上に穴が無いばかりか同一軸上にも穴がありません(ヒロシ風に言ってみてください)。 いくら鋳物で自由に成型できると言っても取付面(ドア側)くらい普通そろえるでしょう・・・。 こんなところでバブリーカーということが裏目に出るとは・・・。む、無念・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 格言その4

『ゼロからの製作や自分で流用するなんて考えるな!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 以上、長々と書きましたが最終的な結論は「安くガルウイングにする」っていうこと自体が Z20ソアラのドアの重量や設計に対して無理があるということです。元々特殊なヒンジが付いているZ20ソアラなんだから それをもっと主張して大事にしていきましょう。それにそんな特殊な形状をしていて、実際に作ったとしても数が売れそうにない (採算が取れない)車種に専用設計する業者なんていません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 最後の格言

『あなたが思っているほどZ20に熱意のある第3者はいません!』

 

 

 

 

  

 

 

以上、どうでしたか?半分冗談で書いているように感じられたかもしれませんが、これが現実です(笑)。