作業日誌 2006.02.11

 

エンジン整備 その1

 

長らく眠っていた7Mエンジン(ターボA)の嫁ぎ先が決まったので、心ばかりのエンジン整備をして送り出そうと思います。

 

まずはヘッドガスケットを剥がします。前オーナー(トヨタディーラーの整備士)さんがヘッドOH後ほとんど走っていない状態だったのでヘッドガスケットは新品同様です。

 

まずはピストントップのカーボンを落としていきます。シリンダー内のチェックもしましたが傷も無く程度はまあまあでしょうか。ちなみに触って分かるような傷(ツメでギリギリ引っかかる程度でも)がある場合はボーリングしてオーバーサイズピストンを入れるか廃棄処分だと思います、私はね。

 

元々シリンダーには綾目模様のホーニング跡がありますが、必ずと言っていいほど写真の部分はツルツルもしくは縦筋模様になってしまいます。多分ピストンが上死点で首を振ってしまって強くシリンダーに接触するためだと思います。
この部分がツルツルになると油膜の保持が難しくなり、圧縮圧力の吹き抜け(ブローバイガス)などが多くなります。『吹き抜けはピストンリングの磨耗だ!』という人がいるかもしれませんが、結局のところ最後の砦となっているのはオイルであり、私は油膜保持が最重要だと思います。
圧縮圧力の吹き抜け対策としては粘度の高いオイルや添加剤などがありますが、せっかく目に見える状態なのですから素人なりに何とかしましょう。だってそのままフタをするなんて悔しいじゃないですか(笑)。

 

何とかすると言っても素人に綾目模様のホーニングなんて無理です。でもプライベーターにはシリンダーホーンという工具があるんです。この工具の軸を回すと三つのオイルストーンがシリンダー内壁を綺麗な横筋にしてくれるというものです。
まあプロが専門の機械でやったものとは当然比較になりませんが、これでもやるのとやらないのでは今後のエンジン寿命には相当な違いがあるはずです。と、プライベーターは信じてやるしかありません(笑)。

 

先ほどのシリンダーホーンを回転させながら上下させていくと写真のように次第にツルピカ部分が消えていきます。写真で見ると傷だらけに見えますが触ってもツルツルです。って当たり前ですけどね(笑)。多分数ミクロンの世界でしょう。

 

そしてブロック上面もオイルストーンで地道に綺麗にします。

 

そしてこちらもピカピカ。

 

ガスケットはオーナーさんのご希望によりメタルガスケット(オーナーさん提供、ノーマルボア、1mm)を入れます。

 

ヘッドを載せる前に全ての気筒を入念にチェックします。また初期潤滑としてシリンダー内にはオイルを多目に塗っておきます。全て自己流ですので根拠はありませんヽ(*^▽^*)ノ。
確固たる根拠はありませんが持論はあります(爆)。それはシリンダーやピストンに傷が入るのはエンジン初始動時(長期放置後の始動も同じ)で90%以上を占めるのではないかという私の勝手な考えによります。
オイルが燃えたときの白煙や多少のカーボン付着などは気にせずに、絶対にシリンダーやピストンに傷を付けないということを私は最優先してオイルを多目に塗るわけです。
なのでこのエンジンを初始動させる時は多少白煙が出るとは思いますがご了承下さい、オーナーさん(笑)。

 

 

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本当はスーパーターボやりたい・・・。

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