作業日誌 2005.02.11

 

エンジン整備 その2。

 

ちなみにシリンダーはオイルストーンでの面研が終わったら必ず歪みを見ます。右下に移っているのがシクネスゲージで、これを定尺とブロック上面の隙間に挿入して歪みを見るという方法です。

 

プロは定期的に校正を掛けた冶具でやるのかもしれませんが、そんなものは当然無いので60cmの定尺で代用です。これでもやるのとやらないのでは絶対に違いがあるはずだと思ってやるしかありません。信じるものは救われる?。

 

こんな感じで対角線でやっていきます。ちなみに2番目の気筒に縦筋が見えますが、これは塗ったオイルの跡というか私の指の跡です(笑)。
これは『ブローしないように』という私の念が入っているというよりはハケなどを使って塗ると毛が付着したら嫌なので『指で塗るのが一番だ』という、これまた私の勝手な持論です。
グリースとかを素手で触るのを物凄く嫌う方がいらっしゃいますが、結構楽しいですよ('-'*)フフフ♪。

 

あ、そして問題の歪みですが全く無いです。シクネスゲージなど入る余地無しです(笑)。整備書では0.1mmまでOKとか何とか書いていますが、オーバーヒート歴がなければ普通ゼロのままだと思います。

 

さあメタルガスケットを置いていよいよヘッドと合体です。今回もガルちゃんと同じく液体ガスケットを薄く塗っておきました。

 

ヘッドの方はと言うとオイルストーンで面出ししただけです。

 

だってこんなに綺麗なんですから私がすることなどありません。ようやく慣らしが終わったところでしょうかヽ(*^▽^*)ノ。
さてここで少し費用について考えてみましょう。ヘッドのOHはバルブステムシール交換だけでも結構な金額になります(例えば1個300円でも合計24個で7200円もします)。これにシム調整&交換やカムのダストシール交換などがあります。当然他人にやってもらうなら工賃もね。
ただ逆に言うとカムカバーとカムを外して自分でやれば『ステムシール7200円+シム調整&交換+パッキンシール類』だけで出来るんです。ヘッドを下ろす必要もありませんよ(当然バルブとバルブシートの当たり面修正はできません)。
よく耳にする1Gエンジンのオイル下がりによる白煙などは改善されるはずです。シム調整もしたらタペット音も激減して静かになりますよ。チャレンジしてみてはいかがでしょうか?。

 

さて、話を元に戻していよいよ合体です。トルクレンチで何回かに分けて閉めていきます。いきなり最初から規定値で締め付けるのはタワケ者ですヽ( ̄∀ ̄)ノ。
プロはあるトルクで締め付けた後、例えば90度締め付けるとかいう角度締めをするらしいですが、そんなノウハウは全く無いので整備書通りやるしかありません(´・ω・`)ショボーン。

 

タイミングベルトカバー周辺もきれいに清掃しておきました。清掃に一番時間が掛かります。

 

そしてカムプーリーなどを取り付けます。

 

念のためにバルブクリアランスも測定しました。いずれも基準値以内です。整備書に書いてあるこの基準値は万人向けですが、私は0.1±0.05mmくらいがいいと勝手に思っています。

 

完成です。カムカバーやタイミングベルトカバーはレストアの際に金色に塗ったブツをプレゼントしようと思います。タイミングベルトなどを付けた後に取り付けて下さい、オーナーさん。
今回、作業的にはこれだけですが多分あと10万キロは大丈夫だろうと思います。保証はしませんが(笑)。

 

そしていざパレットに載せようとすると幅が合わない。

 

切って幅を縮めました。

 

最後に業務用ラップでグルグル巻きにしてブルーシートを被せて出荷待ち。一週間後の出荷予定ですがエンジンクレーンでトラックの荷台に載るのかどうかが不安です。
写真には無いですがブロック外側の清掃やオイルパンの拭き取りなどシコシコやってたら結局丸一日掛かりました・・・。ちなみにこれで3万円です。3万円の内訳はエンジン本体や工賃云々より今まで占拠していた土地代です(;´▽`lllA``。

 

 

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やっとエンジンスタンドが空きました!

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